【地獄の空戦/ドキュメント第2次世界大戦シリーズ14】

 よく本屋さんなんかで売っている500円のDVDです。短めの映像が4つほど収録されています。きちんとした当時の状況の解説や全体的な物語性もないので続けて見るのはシンドイかも。

  • 蒼穹の勇者たち WINGS FOR THIS MAN

 プロパガンダ映画。アメリカでの飛行学校の描写があれこれ。飛行経路が地図に記される屋内訓練装置が魅力的でした。人種差別のない国アメリカがナチスや日本の軍国主義と戦うぞ、ということらしいです。

  • 撃墜王 FIGHTER KILLS

 実際のガンカメラからの映像とナレーションによる戦意高揚映像。戦闘機や列車、軍事施設などをバンバンやっつける映像が流れ、連合側が各地で如何に活躍しているかが語られます。史上初のジェット戦闘機であるME262/シュヴァリエと同じく史上初のロケット戦闘機であるME163/コメートが見所でしょうか。日本にはあまりない広々した田園風景の牧歌的な感じとその上空を高速で飛ぶ戦闘機の群れという対比がかなり異質でした。

  • 空爆大作戦

 イギリス艦隊によるビスマルク撃沈へ貢献したアメリカの偵察爆撃機カタリナの話。全幅32メートル、全長20メートル。最高速度は320キロで6400キロの飛行が可能という代物らしいです。その流れで水陸両用爆撃機や空飛ぶ軍艦ともいえる飛行艇コロネードの登場につながっていきます。飛行艇独特のがっしりとした体躯が見られて満足。

  • 覇者の制空圏

 双尾の悪魔、オーバーオールの天使の名を持つ、ライトニング・P-38の話。母国で兵器を生産する人々に向けられた映像で、作られた兵器がいかに役に立っているかが語られます。爆撃機のセットと記録映像を併用したちょっとしたお話が、その前後に入ります。一人用の座席に二人で乗り込んで教える練習法というのがちょっと出て来ますが、実際にそれで飛んだりとかしたんですかね?

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