【テンパスと重いゲーム会】

なかなかボードゲームサークルの例会では出来ない“プレイ時間が120分を超える”所謂「重い」ゲームをプレイするためのゲーム会を催しました。メンバーは闇崎さん、荒井さん、私の3人。初めての試みということもあって、プレイ時間も60〜120分と手頃な「テンパス」をメインゲームに選んでみました。

  • テンパス/Phoenix Game社
    • 人類の繁栄と進歩をモチーフにした壮大な陣取り合戦です。プレイ毎にランダムに作られる島の上で、より大きな街を作りより広い土地を占有出来たプレイヤーが勝利します。
    • 特徴としては、ターンが人類文明の発展によって区切られていることです。初めのターンは文明の曙で、人類はまだ原始人です。ほとんどの行動が最低限しか行えません。次のターンは「文字の時代」、文字を覚えた人類は発明をより多く行うことが出来るようになります。さらに次のターンで「農耕の時代」となり出産率が増え……といった具合にターンが進む毎に時代が移り変わり出来る行動の最大値が広がっていきます。
    • 最初は広い島にポツポツといた人間が、時代が経ち文明を発展させるとともに瞬く間に増えて行動範囲を広げていきます。そうすると別のプレイヤーの人間と出会うようになり、やがて戦争が起き始めます。より快適な土地を求めて戦争を起こし、安定した土地を得ると子孫を増やし、子孫が増えるとそれは大きな街を築いていく。そんな進行の具合が分かってくると、まるで人類の歴史を体感しているかのように思えてきます。
    • そしてターンが進み、現代ともいえる「飛行機の時代」まで進歩するとゲームは終了です。海を越える技術を手に入れ、島から出て別世界へと移っていくのでしょう。
    • 実際に遊んでみるとランダム要素の少ないガッチリした思考ゲームという印象を受けますが、ボードの上で繰り広げられる小さな人類史に目を向けてみるとまた違った楽しさが見えてきます。遊んでよし、想像してよしのオススメゲームです。

 今回は3人でのプレイ。中盤、中央で広く領土を広げ人口を増やしていた闇崎さんを、序盤出遅れ気味だった荒井さんが押さえに行き戦争状態に。その辺の状況をよく分かっていなかった私も、途中でさすがにまずいと気がついてトップつぶしに参戦。それでも闇崎さん優位のまま最終ラウンドに。戦争が数回あった後、最後のポイント計算でなんとか私がギリギリ勝ちを頂くことが出来ました。いやぁ、この規模の思考ゲームはなかなか遊び応えがありますね。次回はきちんと自力で勝てるように頑張りますよ。
 また都市のポイント計算や都市を作る時の距離制限などで説明ミスがあり、ちょっとプレイが変わってしまいました。インスト(説明)はかなり重要です。分かりやすくポイントは逃さない、そんな説明が出来るようになりたいものです。

  • アンドロメダ
  • 百日戦争