【まよキン初心者会にて、ボードゲーム会】

 11時から夜の9時までノンストップの一日がかりで色々ゲームしましたよ。
『カタンの開拓者3D版/Kosmos社』

  • 全てのヘクスタイルが陶器製のミニチュアという無駄に豪華でやたらに重い代物です。せっかくだからとゲーム会などに持ち歩いてますが、重量は仕方ないとしても他にゲームが持てなくなるのが難点です。
  • 相変わらず初期配置が読めずに苦労します。資源の入手具合と展開の仕方を見極めないといけないんですよねぇ。いつも何か一つ見落としてて無駄な資源を使う羽目になってます。

『ラムと名誉/alea社』

  • プレイヤー全員が共有する船長コマを上手に移動させて、ポイントを獲得していくゲームです。手持ちの船員コマは船長コマの移動力とターンエンド時の乱闘戦での戦闘力とに配分して使います。追加移動や酒場での飲み比べイベントに使うコインという要素もあり、それぞれの配分調整を意識して進めていく感じです。
  • 各ターンの最後の手番のプレイヤーはコインなしで追加移動が出来ます。最後のプレイヤーはターン毎に移っていくのですが、この要素により積極的に攻めるタイミングのターンが存在します。ゲーム全体の進行もちょっと視野に収めておく必要もあり、この辺りに繰り返し遊べる奥深さが出ている気がします。

『王への請願/Amigo社』

  • ダイスの目で役を作り、最大の役であるダイス7個のゾロ目「王様」を狙うゲームです。役を揃えると対応したカードがもらえますが、最初はダイスが3個しかありませんので簡単な役を揃えてカードを手に入れて行きます。カードにはダイスの個数や数値を操作する効果があって、手に入れたカードを使い徐々に役のランクを上げて行くような感じです。
  • 軽く遊んだ感じだと、偶然の要素もあるので素直にカードの個数を増やす役を狙うのが良さそうでした。後はダイスを揃える効果を持つカードの役でしょうか。王様の役を始め、ゾロ目の役が多いので結構使いました。カードのイラストは綺麗でルールもシンプルですが、ダイス目の操作が頻発するので他のゲームで遊び疲れた脳みそにはちょっと重めかもしれません。

『海賊組合/Queen Games社』

  • ある程度の人数の海賊集め、財宝を積んだ船を襲撃するゲームです。海賊はチップによって表され、チップは各プレイヤーに5枚づつ渡されます。海賊を集めるのは他のプレイヤーのチップの上に重ねて奪うことで行います。船毎に指定された枚数以上の重ねたチップが手元にあれば、船を襲撃できます。襲撃後は海賊チップを元のプレイヤーの元に返却。同時にチップに書かれた金額を報酬としてそのプレイヤーに支払います。
  • チップは一度重ねてしまえば下のチップを見ることが出来ませんので、船の財宝よりも報酬の方が高く付く場合も発生します。どのチップが現在誰の手元にあるか把握しておく記憶要素が面白いです。自分の高報酬チップは誰かに持たせつつ、自分は安いチップを集めて船を襲撃するような具合です。ルールもシンプルでそれなりの駆け引きもあるいいゲームです。値段も比較的安価なのもポイント。

『Go for the Gold』

  • ちょっと昔のオリンピック記念で作られたというカードゲーム。一風変わったトリックテイキング・タイプのゲームです。ターン毎に配られた手札で自分が何回トリックを勝てるかを予想します。トリック一つ勝つと1ポイントですが、予想を当てると10ポイント入ります。
  • この「手札の強さでゲームの勝ち負けが決まらないところ」が絶妙に面白いです。むしろ配られた手札が弱い方が読みやすくさえあります。小さく勝ってポイントを溜めながら、予想に合わせて負けるところはきっちり負けて大きく稼ぐというのが基本プレイになります。1ターンが早くて遊びやすい好ゲームでした。

『マンチキン/Steave Jackson Games社』

  • プレイヤー同士で妨害したり協力したりしながら、最終的には相手を出し抜いて一番先に10レベルを目指すファンタジー・カードゲームです。自分はモンスターを倒してレベルを上げつつ、相手には呪いやモンスターを押しつける足の引っ張り合いが基本になります。とはいえダイスなどでランダムに攻撃力を高めたりすることもないので、スタート時の1レベルだとなかなかモンスターには勝てません。適度に報酬をエサに交渉して、協力しつつモンスターを倒していくことになります。
  • 今回のプレイでは異常にカードの引きが悪く、ほぼスッピンのままゲームが展開しました。こうなると交渉材料もないまま、報酬で足元を見られつつお情けで生き延びることになります。この辺アンバランスで結構シビアです。カードのテキストはわざとアバウトに書かれているので、無理をゴリ押しする余地が含まれてます。ゲーム仲間など、ある程度笑って話し合いが出来るメンバーだと盛り上がるゲームです。カードに書かれているフレーバーを楽しめるゲーム知識があると尚よし。