【ファイナルファンタジーXI プレイ日記/永田泰大】

穏やかな文体と気張らないプレイスタイルで語られる、ひどくノンビリしたプレイ日記です。そしてまた優しくて温かくてちょっと切ない冒険録です。
日記の中で極力ゲーム固有の言葉を使わずに描写されるヴァナディールの様子は、独自の決まり事で動いている奇妙な生き物達の住む異世界です。それが読み手の心の奥でモヤモヤとイメージを結びます。ネットワークRPG未プレイの方にはむしろオススメ。これはもう十分にファンタジーであります。